自治行政について 2
国家公務員といっても、各省庁ごとに採用されるのであって、その基本的な帰属意識は、定年後までも採用された省庁にあるといってよいでしょう。
もちろん、キャリア組の省庁にまたがる人事異動も少なくないのですが、それは常態とまではいえません。
やはり最初に採用された省ないし庁で公務員としての生活の大半を過ごし、その省ないし庁の職員として退職し、その省ないし庁の出身者として再就職をするのが常態です。
これに対して自治体の職員は、省庁採用のように行政組織の特定部門に独自に採用されるのではなく、「……県職員として」「……市職員として」採用されます。
こうして採用された自治体職員が他所へ出向することはあるが大部分は採用された県庁なり市役所なり町村役場なりで仕事をします。
中途退職、中途採用がほとんどないのは国の場合と同じです。
しかし、分掌事務の違う部門を人事異動によって転居して歩くのは自治体では常態です。