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2011年11月 アーカイブ

医師と患者の関係

この2、30年で、医師と患者の関係はひどくそっけないものになりました。


昔の医師は、患者の生活歴・病歴をじゅうぶん把握するまでじっくりと問診に時間をかけ、それからはじめて診断を告げたものでした。


いまではほとんどの医師が、患者の入室から退室までを10分以内ですませたがります。


・・・それではシャーロック・ホームズでも問題の真の所在をつかむことなどできるはずがありません。


近ごろでは、診察以外に数分の時間をさく医師がいるとすれば、それはもっと運動をしろ、食事の回数と量をへらせ、よく眠れ、あまり飲むなといった指示をあたえるのに費やされるだけです。


しかもその指示はごく一般的なもので、個人差に対応したきめこまかいものではありません。


そんなことをするだけの時間がとれないのです。


わたしが開業したころは、医師の仕事はもっと余裕のあるものでした。


医療費も安かったし、政府も診療に口だしをしなかったのです。


仕事のやりかたはぜんぶ医師の裁量にまかされていました。


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